本「経営者に贈る5つの質問」
僕は経営者ではないので、内容をうまく評価できません。 気になったところを引用しておこうと思います。
細かくいうと「それは違うだろ」というところもあるけど、あくまで経営という視点で語られているのでそんなところを論(あげつら)っても仕方がないと思っています。
p.4
いかなる組織といえども、顧客に聞かなければ、何を成果とすべきかはわからない。ただし顧客という言葉の定義は厳格でなくてよい。顧客とは満足させるべき相手である。顧客を満足させなければ成果はない。企業ならば、時を経ずして倒産するだけのことである。
p.4
ここにおいて最大の危険は、実際に顧客を満足させるもののためではなく、顧客を満足させると思い込んだもののために働くことである。すなわち、間違った前提のもとに働くことである。したがって、顧客にとっての価値を想像してはならない。必ず顧客自身に聞かなければならない。
p.5
計画というのはその都度のものではない。うまくいくものを強化し、うまくいかないものを廃棄していくという連続したプロセスである。測定可能な目標を設定し、体系的なフィードバックを通して成果を評価し、状況に応じて調整していくというプロセスである。
p.6
意思決定には守るべきルールがある。重要なことで容易にコンセンサスが得られたときには、そのまま決定を行ってはならないというルールである。諸手を挙げての同意は、何も考えていないことを意味する。組織が行わなければならない決定とは、重要であるだけでなく危険を伴う問題である。意見が割れて当然である。
p.13
ミッションを規定するものとしてのいわゆるミッション・ステートメントはTシャツに似合う簡潔なものにしなければならない。それは、何を、なぜ行うかを表すものである。いかに行うかを表すものではない。
p.42
ここで原則は、顧客はみな正しいとすることである。ほとんど例外なく、彼らの行動は合理的えある。したがって、答えを想像してはならない。必ず、直接答えを得なければならない。
p.64
ドラッカーは成果が鍵であるとした。成果がゴールであり、成績である。 価値あることは、どれだけ働いたかではない。どれだけ賢かったかでもない。どれだけ愛を込めたかでさえない。
p.70
まず初めに行うべきことが、ミッションを確認し、目標を設定することである。ミッション・ステートメントには、機会、能力、意欲を盛り込む。ミッション・ステートメントとは、「目的は何か。何のためのものか。つまるところ、何をもって憶えられたいか」に答えるものである。
p.83
計画の実行に責任をもつ者は、計画の策定に参画している必要がある。あらゆる支援を受けるとともに、あらゆる権限と責任を付与される必要がある。
p90-95
「組織が成果をあげるための8つの条件」は複数ページに渡って書かれていたんだけど、タイトルだけ抽出しました。
1.いち早く変化を捉える
2.ミッションを定期的に見直す
3.階層を排除する
4.前提を鵜呑みにしない
5.言葉を一貫させる
6.全員がリーダシップを共有する
7.リーダーが確固たる存在である
8.成果をきちんと自己評価する
マークダウンのいい書き方がわからん・・・。
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