本「チェーン・ポイズン」(本多孝好)
この本は、
を見て手にとった。ここにある本は半分以上読んでいるがこの本は知らなかった。作者も知らない。 結論は「おもしろかった」。
文庫版の背表紙を引用する。
本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか? 人気絶頂のバイオリニスト、陰惨な事件の被害者家族、三十代のOL。三つの自殺に不思議な関連性を見出した週刊誌記者・原田は、”死のセールスマン”が運んだらしき、謎のメッセージの存在を知る。「命の取り引き」がもたらす意外な結末とは? 心揺さぶるミステリアス長編。
この本、3分の2を超えても、この引用から状況が変わらない。謎は解決しないまま、ひたすら女性の児童養護施設の話が淡々と進むだけ。そしてその施設の話に引き込まれる。ここは純粋に小説として読ませるところだ。最後は上記リンクにあるように「どんでん返し」が待ち受けている。ここで救われると取るか、また違った解釈をするか。
読み終えたあと、筋肉少女帯のファンとしてはこの曲が浮かんだ。
こちらも名曲だ。
- 作者: 本多孝好
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/01/17
- メディア: 文庫
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