本「チェーン・ポイズン」(本多孝好)

この本は、

ラストのどんでん返しがスゴイ小説 - NAVER まとめ

を見て手にとった。ここにある本は半分以上読んでいるがこの本は知らなかった。作者も知らない。 結論は「おもしろかった」。

文庫版の背表紙を引用する。

本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか? 人気絶頂のバイオリニスト、陰惨な事件の被害者家族、三十代のOL。三つの自殺に不思議な関連性を見出した週刊誌記者・原田は、”死のセールスマン”が運んだらしき、謎のメッセージの存在を知る。「命の取り引き」がもたらす意外な結末とは? 心揺さぶるミステリアス長編。

この本、3分の2を超えても、この引用から状況が変わらない。謎は解決しないまま、ひたすら女性の児童養護施設の話が淡々と進むだけ。そしてその施設の話に引き込まれる。ここは純粋に小説として読ませるところだ。最後は上記リンクにあるように「どんでん返し」が待ち受けている。ここで救われると取るか、また違った解釈をするか。

読み終えたあと、筋肉少女帯のファンとしてはこの曲が浮かんだ。

生きてあげようかな by 筋少 - YouTube

こちらも名曲だ。

チェーン・ポイズン (講談社文庫)

チェーン・ポイズン (講談社文庫)