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本「ヒキコモリ漂流記」(山田ルイ53世)

何を隠そう僕は檀家である。 何のことかわからない人はだまってポッドキャスト 髭男爵 山田ルイ53世のルネッサンスラジオ を聞こう。 このポッドキャスト文化放送ローカル局の一部ではラジオ放送もしている)のヘビーリスナーを「檀家」と呼ぶのだ。

もう4, 5年はほぼリアルタイムで聞いている。

そしてパーソナリティーである髭男爵 山田ルイ53世は僕と歳も近く、一人目の子どもが出来た年も同じで勝手に共感してしまっているところもある。

その男爵が本を書いた。去年の8月に出版されている。

ヒキコモリ漂流記

ヒキコモリ漂流記

平たくいうと自伝である。幼少期より芸人になるまでの波瀾万丈の人生を赤裸々に記している。 やっと読み終わったわけだが、素直にその感想を書いてみる。

芸人だからか、妙に例えが多く、そこは少し読みにくい。 その例えが知識をひけらかしているようにも思え、文章のリズムを悪くしている。

ということだけが気になったが、話は事実なので当たり前だがリアリティがあり、ぐいぐいと引き込まれてしまう。 陽気にラジオで話している男爵にまさかこんな時代があったのか、とそれはもうすごい人生である。

引きこもりながらも、そんな自分を否定している男爵。 本当はできるという自分を感じながらもまわりとの差がどんどん開いていく。

僕自身は同様の経験があるわけではないが、ひねくれ加減が男爵と近いのか、共感しながら読むことができた。

世の中のヒキコモリが皆男爵と同じ経緯であったり同じ思いをしているわけではないとは思うがヒキコモリの一例として読んでおくのは悪くないと思う。特に子を持つ親であれば。