映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」

トランスフォーマー/ロストエイジ」を見てきた。

1作目「トランスフォーマー」、2作目「トランスフォーマー リベンジ」、3作目「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」に続く4作目である。全部映画館で見た(はず)

第4作目は結論から言うとまぁまぁだった。 2作目、3作目のほうがいいかな。

はっきり言ってこの映画はストーリーを楽しむものではないと思っている。 車から人型のロボットにトランスフォームするロボットたちの非現実感と、なのにCGがすごすぎて超リアルな現実感を楽しむ。それにそのトランスフォームのギミックの小気味よさを堪能する。そのロボットたちが敵と味方にわかれて戦う様を少年のような心で愉しむ。そういうもんだと思っている。

今回もストーリーは単純である。 主役は前回まではシャイア・ラブーフだったが、今回はマッチョなお父さん、マーク・ウォールバーグである。マーク・ウォールバーグ演じるケイドは男手ひとりで娘を育てる発明家である。この娘がまた美人で超セクシー。母親はいない(なぜかは忘れた) 娘には恋愛は禁止しているが、娘は隠れてしっかりイケメンと付き合っている。

多分映画を観ている人は8割の人が思ったと思うけど、これ「アルマゲドンじゃね?」 よく考えると監督も同じマイケル・ベイである。

アメリカ人にはこの設定が刺さるのかな。娘の交際には反対しながらも、危機が迫ったら俺が犠牲になる、あとは娘を頼んだ!的な。

ま、そんなストーリーはどうでもいいや。

今回、ロボット部分で、ちょっといただけない点がいくつかあった。 子供狙いなのか恐竜のロボットが出てきたのはいい。まあかっこいいし。

今までの作品では、人型になったときにちゃんと車のときの面影があったと思う。車とロボットの体積が違いすぎるやろ、部品が足りへんやんけ、的なことは置いておいて、ああこのドアの部分がここにきてて、タイヤがここで、フロントガラスはここに来たのね、というちゃんとこの車からこのロボットになったとわかるのが良かった。

しかしなんだ、あの「ロックダウン」。Wikipedia によると「ランボルギーニアヴェンタドール LP 700-4 クーペ」に変形するとある。あの超かっこいい車はこれだったのか。それはともかくまったくその車の面影がない。それに人型のときの格好が人としてスタイルよすぎなのだ。胸筋が膨らんでいてウェストがきゅっとしまっている感じ。何か違う。

オートボット軍団のほうもそれが言える。なんかロボットの無骨さがなく人型がすっきりしすぎている。なんか違う。

あとKSI社がつくったトランスフォーマーである「ガルバトロン」 これに関しては格好はよく覚えてないがトランスフォームがダメだ。あのガチャン、ガチャン、ガチャンと車から段階を経て人型にトランスフォームするのが気持ちよかったのにそれがなくなった。どうなったかというと、車から(または人型から)流動体っぽいモザイクになって人型に(または車に)トランスフォームするのだ。CG制作費の都合じゃなければいいけど・・・。

という感じでちょっと残念な部分はあった。 が、3時間という長さを感じさせない展開でそこそこ楽しめましたよ。 明らかに次に続きますという終わり方だったので次回も楽しみです。

http://www.tf-movie.jp/